矯正歯科

むし歯や歯周病の予防に繋がる「矯正歯科」

歯並びが悪いと歯周病やむし歯の原因に

歯周病とむし歯は、日本人が歯を失う原因の1位と2位です。どちらもお口の中に歯垢がたまることで起こりますから、お口の健康を守るためには歯垢の除去が欠かせません。矯正治療で歯列を整えれば、歯垢がたまりにくく、落としやすくなるので、予防に大きく役立ちます。

矯正歯科専門の先生による、一人ひとりに合わせた矯正方法のご提案


矯正治療には専門的な知識・技術が必要であるため、信頼できる矯正歯科医をホームドクターにすることが大切です。当院では、矯正専門の歯科医による矯正治療を行なっています。月に一度、先生が患者さんのお悩みやご要望に合わせたカウンセリングを実施しております。小児矯正のみならず成人矯正も行っていますので、お悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。

小児矯正

近年は食生活が変化して食事であまり噛まないため、顎が細く歯並びが乱れるお子さんが増えています。歯並びの乱れはむし歯や歯周病リスクを上げますし、発音のしにくさや姿勢の悪化にもつながります。小児矯正はこれらを防止して健康にも貢献する治療なのです。

小児矯正の時期と期間

小児矯正として知られる第Ⅰ期矯正治療は、ほとんど乳歯が残っている6~12歳頃に行います。歯の生え代わりを管理し、骨の成長を促す治療のため、永久歯が生え揃う12歳前後がゴール地点となります。上の顎と下の顎の位置や大きさのバランスが取れていない場合、顎が成長する時期(身長が伸びる成長期と同時期)を逃すと治療が難しくなることがあります。そのため、治療の時期については早めに矯正担当医に相談することが大切です。

当院での治療方法

当院では、取り外し装置による治療をご提案しています。まず歯が並ぶために必要なスペースを確保する必要があるため、上顎と下顎のバランス、歯と顎骨の大きさのバランスを整えます。お口の中の環境を整え、顎の成長発育を誘導していきます。

成人矯正

小児矯正はあごの成長を利用できるメリットがありますが、成人してからの矯正は、成長が完成しているため予想外の事態が起こりにくいという利点があります。また、お子さんに比べて本人の自発的意思が強いので、モチベーションの維持がしやすいのも良い点です。

成人矯正の時期と期間

成人矯正として知られる第Ⅱ期矯正治療は、すべて永久歯に生え変わった人の治療で、11歳頃以降であれば何歳からでも開始することができます。歯を移動するのに概ね2~3年の期間を要します。その後、歯の保定(装置を外し、動かした歯を安定させること)に約1~2年かかります。

当院での治療方法

当院ではブラケット装置やワイヤーによる矯正治療を提案しております。歯並びと噛み合わせの不正を整え、見た目の改善を目指します。

矯正治療の流れ

  • Step01
    初診・相談

    初回は無料です。歯並びで気になることがあれば受付で相談予約をしてください。

  • Step02
    各種検査

    レントゲンや歯型、写真などをとります。歯並びの問題点を把握し、改善を目指します。

  • Step03
    診断・検査結果の説明

    検査データを分析し、診断します。これからの治療方針、治療期間、治療費用などについてお話しします。

  • Step04
    治療開始

    いよいよ治療開始です。患者さんご本人(小児矯正の場合は保護者の方)と担当医が協力して治療を行います。

  • Step05
    治療終了

    歯の外側の装置を外し、歯の後戻りを防止する期間です。取り外しできる保定装置をしっかり使用しましょう。

矯正治療の注意事項

  • 矯正器具の装着時に、患者さんが食事、会話、見た目などに違和感を覚える場合があります。
  • 矯正器具の装着時に、歯が磨きにくくなるので、より入念なブラッシングが必要になります。
  • 矯正器具によっては口を動かした際、歯肉が傷つくことがあり、炎症を引き起こす場合があります。
  • 矯正治療終了後、しっかり保定しないと後戻りをする場合があります。
  • 症例によっては希望の矯正方法が適用にならない場合があります。
  • 白い審美材料を使用する場合、保険適用外のため治療費が高額になることがあります。
  • アンカースクリューを使用する場合、炎症が起こると脱落する可能性があります。

矯正中・矯正後のメインテナンス


固定式の矯正装置をつけると、「歯磨きしにくいのでは?」と心配される方が少なくありません。確かに注意事項は増えますが、当院は調整でご来院された際にチェックや歯磨き指導を行い、お口の健康を守ります。

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